文字との出会い

文字教育

【1】モンテッソーリ教育の「言語」

幼児期のモンテッソーリ教育は5分野から成り立っています。
生活、感覚、言語、数、文化。
その中でも、言語は一見「文字を学ぶため勉強」にあるように感じます。
数や言語はともすれば、誰かより早く文字を知るための知育道具のような感覚すら感じることがあります。
しかし、私が初めて出会った「文字教育」の意味は少し違っていました。
もともと文字は、人類が誕生して、自分のためではなく共同生活をするために、
人とコミュニケーションをとるための重要なツールであることを当時の猿人類が見つけ始まったもの。
今では当たり前になっている文字も、生まれたての子どもからすると、
母親父親とコミュニケーションを取るための大切な手段です。
言葉は、話しているうちに自然に獲得することができますが、
書くための文字は知らなければ書けません。
だから「学び」と捉えられてしまうのかもしれませんが、私が知った幼児期の文字は
「どれだけ美しい文字に出会わせてあげるか」でした。
文字教育
【2】美しい文字との出会い
モンテッソーリ教育の言語の教具は、美しい文字、簡潔でわかりやすい文字で作られています。
文字はいずれは、小学校で学びます。
でもそれまでの6年間、子ども達は自然と触れることもありますし、
「一人で読めるようになる」ことで、たくさんの事を知ることもできます。
書けるようになることで、大好きな人に思いを伝えることもできます。
ですので、言語の教育があるのです。
いずれは学ぶ文字です。
小学校では、先生が大きな黒板にきれいな字で
丁寧に書き順を見せて伝えてくれます。
もし幼児期に文字を知ったとしたら、その時の出会いは、おそらく2回目の出会いになります。
ですので、その初めてが、いい物であってほしいといつも思っています。
まずは正しく書かれた50音順。
きれいに書かれた文字。
もし子どもが文字を知りたいと思ったら。書きたいと思ったら、
美しい文字で書かれたものを是非与えてあげてほしいと思います。
書き順などがガチャガチャと書いていないような表などがおすすめです。
子ども達は、大人が思っている以上に見ています。
お母さんが忙しく家事をしている間も、おしゃべりをしている間も、
たくさんの物を見ています。
その中に文字も含まれます。
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【3】書き言葉
読めるようになった子どもは、書きたくなります。
絵なのか文字なのか。小さな〇をたくさん書き始めたら
文字が書きたくなっている合図だと私は思っております。
書きやすい紙と、持ちやすい鉛筆を用意してあげるとよいでしょう。
絵のような文字から、名前の文字、鏡文字を経て、字になることもあります。
正しく書くことは、強制ではありませんが、
せっかくなら、正しく書かれた綺麗な文字で相手に思いを伝えようと子ども達に話しています。
子どもが書いている字の書き順がめちゃくちゃだったら。
書いている途中ではなく終わったら、「見て、この「は」を書いてみるよ」と鉛筆で正しい字をきれいに「書いて」見せてあげます。
実は、何度も大人がきれいに書いて見せてあげることが、一番の近道なのです。
「は」が書けると、「ほ」も「け」も同じ流れ。
「え」が書けると、「ん」も同じ流れで、書ける文字が増えていきます。
幼児期は、「人の思いと思いをつなぐ大切な手段である文字。ひらがなという美しい文字のすばらしさ」を是非伝えていきたい思います。
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【4】字に触れる機会を「お手紙セット」で。
教室では男女ともにお手紙を書くことが好きです。
私たちつばめの家で販売している「お手紙作りセット」は、
そんなお手紙好きの子どもたちに役立てられればと作りました。
手紙を書くところからスタートする子どももいれば、封筒づくりから始める子どももいます。
封筒を作りながら、誰に何を書こうかと考えていることもあります。
思いを一気に書いて仕上げる子どももいます。
つばめの家のお手紙作りセットは、手順を書いた説明書を入れています。
その説明書は、「先生やお母さんに聞かなくても一人で仕上げたい」お子様のために作りました。
手紙は時には見られたくないこともあります。
また、そっと静かに書きたいこともあります。
幼児期に字に触れる機会を、「お手紙」という楽しいツールで満たしてあげることも素敵だと
常々感じております。
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【5】書き順を「思い出す」ことを大切に。
つばめの家オンラインでは、50音表を販売しています。
教室でもこの50音表を頼りに、お手紙を書いたり文字を書いたりしています。
最近では、ネットで同じような50音表がちらほら見られるようになりましたが、
当時はなかなか正しく50音で書かれた表がなく販売に至りました。
息子が文字に興味のあった十数年前は私が手作りで、紙にハンコを押して作っていました。
文字の初めに赤い点を打っています。
この50音表を目にするまでの間に、きっと文字にたくさん触れています。
特にモンテッソーリ教育の園や教室では、壁文字、砂文字等たくさんの文字教材を順を経て
触れていくはずです。
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この彫文字にも赤い点が打ってあります。

その中で、美しい文字にたくさん触れ、またあくまでもヒントは最小限に。

そして50音表の赤い点は、あくまでも「子ども達に書き順を思い出してもらうための手助け」となったらよいのではないかと思います。

書き順がたくさん書かれていたり、文字の色がいろいろあったりすると、
子どもは、書き順にばかり気を取られてしまい、もしくは書き順を学ぶために用意されたような思いになることもあるのではないかと思います。
最初はなぜ、赤い点しかないのか不思議に思ったこともありました。
でも子ども達と接しているうちに、その意味が徐々に分かるようになりました。
考え抜かれたモンテッソーリ教育。
そして私が出会ったモンテッソーリ教育の先生方に深く感謝してます。
お家でもし文字を教えるなら、美しい文字にたくさん触れさせてあげるとよいのではないかと思います。
また、文字を書いて見せてあげるとよいのではないかと思います。

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